【都市伝説検証】筋トレ=ハゲ。果たしてホントかウソか。

「筋トレをするとハゲる」「筋肉をつけすぎるとハゲる」このようなことを聞いたことある方は多いのではないでしょうか?色々な情報が飛び交い、もはや都市伝説化している筋肉とハゲ。筋トレしたいけどハゲたくないとう方の為に真実をお伝えします。

なぜ筋トレ(筋肉)=ハゲなのか

筋トレをしている方、筋肉について少し知識がある方であればホントかウソかは別として、筋トレ(筋肉)=ハゲというような情報を見たことはあるのではないでしょうか。

ではなぜこのような情報が出回っているのか。

それは筋肉ムキムキの人がたまたまハゲていたり、ハゲてはいないけどスキンヘッドだったりしてることが関係しています。筋肉ムキムキというと日本よりはアメリカ、ヨーロッパなどの外国人の方がイメージ的には強くなります。日本人と外国人では骨格の作りが違うため、同じトレーニングをしても筋肉の付き方が違ってきます。

それに加えて海外では薬(ステロイドなど)を服用し通常のトレーニングでは決して到達できない程の筋肉量を得ている人もいます。薬を使うと副作用が起こります。中には当然脱毛を引き起こす薬があります。
こうした海外の一部のイメージにより筋トレ(筋肉)=ハゲというホントかウソかわからない情報が出回っていったのです。

 

筋肉と男性ホルモン

筋肉と男性ホルモンは大きな関係があることがわかっています。数あるホルモン物質の中で特に筋肉の成長に関わってくるのがテストステロン。このテストステロンは男女とも持っているホルモンであり、筋トレなどをすることにより分泌を促すことができます。

テストステロンとは 

生成・分泌
・哺乳類のオスでは睾丸で95%、副腎で5%、メスでは卵巣や副腎から男性の5-10%程度ながら分泌される。

作用
・筋肉増大。
・骨格の発達。
・女性の男性ホルモン分泌の分泌量は前述通り男性の5-10%程度で、陰毛の発毛に関与する。

引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

上記の様に男性と女性では分泌量が違います。女性の方が筋肉が付きづらいのはこの為です。どれだけ同じ重量で同じ量のトレーニングをしても同じ体にはなりません。

このテストステロンというホルモンは筋肉の成長に大きく関わっているということがわかります。

テストステロンについてはこちらもどうぞ⇩
 

モテるには筋肉をつけろ!男性ホルモンとの関係性

2019年11月26日

男性ホルモンとハゲ

筋トレをすると男性ホルモンが分泌されます。『この男性ホルモンがハゲと関係している!』と言う専門家もいます。ではこれについて少し触れてい行きます。

まず筋トレなどを行うことにより、男性ホルモンであるテストステロンの分泌量が増えます。このテストステロンは筋肉増強の他に発毛を促す効果もあります

ん?発毛?と思った方もいらっしゃるでしょう。実はテストステロン自体は非常に良いホルモンなんです。元々毛が濃い人はこのテストステロンが元々多い方たちです。

ただ、悲しいことに頭皮にだけ存在する厄介な酵素があります。
その名は 5αリダクターゼ」 。こいつがテストステロンと結びつくことにより、ジヒドロテストステロンという男性ホルモンに変換されます。このジヒドロテストステロンこそが脱毛を引き起こす原因物質なのです。

今まで筋肉増強もしてくれて、なおかつ発毛の手助けまでしてくれていた神様のようなテストステロンが「5αリダクターゼ」という存在により、ジヒドロテストステロンというハゲまっしぐらの悪魔のホルモンに変わってしまいます。

体毛が濃いけど頭は薄いというのはこの男性ホルモンの変換によるものです。このジヒドロテストステロンによる脱毛こそがAGA(男性型脱毛症)なのです。

 

結論

筋トレとハゲは直接的には関係ない!
でも筋トレによって分泌される男性ホルモンが人によって脱毛を促すホルモンに変わってしまいます・・・。

って言われても困りますよね。ただこれが真実なんです。

なので、まずは自分がハゲるのかそうではないのかを知る必要があります。すでに薄毛の方は今すぐ対策を行う必要があります。

自分はハゲ予備軍か知る

・祖父母もしくは親がハゲている
・最近髪が細くなった(猫毛になった)
・髪質が変わった
・染めてないのに髪が茶色っぽくなった

この中で1つでも当てはまる人はすぐにでも対策をした方がいいです

祖父母や親からの遺伝については正直防ぎようがありません。人により「5αリクターゼ」の影響の受け具合は違います。どれだけテストステロンの分泌量が増えてもそもそも「5αリクターゼ」が結合しずらい人もいます。そういった人はハゲる可能性がとても低いです。この影響の受け具合は遺伝によるものが大きい為、自分ではどうすることも出来ないのが現実です。

自分がハゲ要素があるのかないのかをまずは受け止めましょう!

ハゲ対策をしよう

すでにハゲてきている人、自分にハゲ要素がある人はすぐにでも対策しましょう!
ハゲ(AGA)対策は今や様々な方法で色んな企業が宣伝しています。ただ根本的な解決方法はどこの病院も企業も同じです。

それはテストステロンに「5αリクターゼ」が結び付くのを阻害すること。

では、「5αリクターゼ」を阻害する方法にについて見ていきましょう。

 

日常の食事で対策

  • 亜鉛を摂る(牡蠣、レバー、しじみなどに多い)
  • イソフラボンを取る(豆乳、豆腐、納豆など)
  • みかんを食べる
  • ノコギリヤシを取る(サプリ)
  • アロエを取る(サプリ)

食事での対策はいたってシンプル。「5αリクターゼ」を阻害する成分を持つ食品を取ることです。サプリ系は色々なものが出てくるのでその都度チェックしてみて下さい。基本的に何が入っているかではなく、「5αリクターゼ」を阻害する成分が入っているかを見て下さい。

 

薬で対策

  • フィナステリド又は同成分の内服(プロペシアなどの錠剤)
  • フィナステリド又は同成分の外用(シャンプー、塗布剤など)

薬でも目的は同じく「5αリクターゼ」を阻害する成分を内服薬又は外用薬によって得ることです。
一番有名なのは病院等でも処方されるプロペシアでしょう。よくミノキシジルと勘違いされますが、ミノキシジルは発毛成分に特化したものであり、プロペシアは「5αリクターゼ」を阻害する目的で作られたものだということです。

よくプロペシアで発毛しなかったという人がいますが、プロペシアでは発毛しません。「5αリクターゼ」を阻害することによって、異常なヘアサイクルを正常なヘアサイクルに戻します。これにより、細くなっていた髪の毛が正常の太さに戻るようになります。髪の毛の太さが正常に戻ると、あたかも髪が増えたかのように見えるのでプロペシア=発毛という間違った情報が認識されてしまったのです。

プロペシア(フィナステリド)とミノキシジルまとめ

プロペシア  ・・・ ハゲの進行をストップ。ヘアサイクルを正常に戻す。
ミノキシジル ・・・ 発毛促進。新たな髪を育てる。

まず基本はプロペシアです。プロペシアでヘアサイクルを正常に戻してから、ミノキシジルは検討しましょう!

 

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